Move A Needle

一歩前へ 軽やかに 針を動かす

家にまつわるちょっと不思議な話

自分の家は、大切な自分の身を置く、大切な空間ですね。

今回は、前回に引き続き、ちょっとだけ不思議な話。

20年以上ずっと賃貸住宅。

色々と住みましたが、個人的には一軒家、しかも、古い家が好みです。

で、今は、築42年の一軒家に住んでます。

 

この家に引っ越す前の家で、震災に遭いました。

その時の家は築65年ほど。地震で、あちこちひび割れ、漆喰の壁、いわゆる、泥壁も崩れました。f:id:needle33:20210128174602j:image


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その後も頻回の余震が続く毎日。

いくら掃除しても土埃が降ってきてザラザラ。もう住めないかも…と正直思いました。

当時、どこの不動産屋さんも、家を求める人でごった返し。まず、必要だったのは、罹災証明書。

で、市役所に行きました。

自分としては、かなりの被害だと思っていましたが、いざ行ってみると、そこには、ものすごい人、人、人…自分など比にはならないほどの打撃を受けた方々。

行列にならび、半日近くかかって、やっと、自分の番。被害状況を伝えるための写真を数十枚撮って、持参していました。

そこで職員の方に言われたのは、

「半壊以上の認定は調査が必要なので、今日は出せません。この写真をみた段階で、一部損壊なら、今日、今ここで、証明書の発行ができますが、どうされますか?」

との事。

どうしようか?頭の中で緊急会議。

まず思ったのは、

こんなに大変な時、家が崩壊して、住めなくなってる人が沢山いる。自分の被害は大した事じゃない、早急に調査認定の必要な人は他に沢山いる。

ということ。

その時の圧倒されるような感覚は、今でも忘れられません。

それと、私独特のめんどくさがり精神に、決断を急ぐ精神(期間限定でたまに顔を出す)とが合わさって、

もういい、調査とか面倒、こんな事はもう今日でとっとと終わらせて引っ越してしまおう。

と思いました。

なので、その日、一部損壊の罹災証明書を貰って帰りました。

その後、時間を見つけては、家探し。物件を見つけようにも、出ている物件全てと言っていいほど何らかの被災住宅でした。

大手の不動産屋さんは、どこも、内見さえさせてくれず、簡単な見取り図と外観写真のみで、現況渡し、一切の不満は受けつけません!といった感じ。

何件も不動産さんを回り、やっと見つけた一軒家。内見もできました。もちろん、多少の被害はありましたが、充分住めるレベル。

早速申し込み。返事を待ちました。しかし、約束の期日が過ぎてもその返事はなく、痺れを切らし、連絡してみました。すると、先方の不動産屋さんは、驚いた様子で、

「ニードルさん本人からもう別の所に決まりましたと、先日お断りの電話をいただきましたよね。なので、大家さんにもそうお伝えしましたよ」という返事。

びっくり!

「そんな電話してませんよー」とお伝えし、きっと何かの手違いという事となりました。

しかし驚いたのは、さらに、その後。

「ニードルさんが100%絶対住むという保証をされるなら、大家さんと交渉してもいいですよ。」と続けられました。

100%⁈保証?

その言葉に、私の中のセンサーが鳴りまして、

なんか変、100%とか、あり得ない、おかしいという思いが湧き上がると同時に、その家に対する気持ちがすっと冷めていくのを感じました。

日を改めて丁重にお断りした後は、よし!もう引っ越しはやめて、ここに住もう!と、腹をくくることができました。

その後は早かったです。

再度市役所に赴き、罹災証明書の見直しと再調査を依頼しました。

結果は、半壊

大家さんが応急的な住宅修復をしてくださり、そのまま居住可能となりました。

半壊という事で災害義援金を頂きました。

頂けることはとても有り難かった!でも、あの日市役所で感じた圧倒感はずっと頭にあり、その使途についてはかなり悩みました。

自分のためだけでなく何か周りにも還元出来ることに使うほうがいいような気がしました。それで、毎週末、県外の研修(それまで、高くて手が出せなかった)に通って、患者さんのケアにつながる資格を取ることが出来ました。

ということで、結果、オーライ。焦って引越ししなくてほんとに良かったと思いました。

でも、あの時、不動産屋さんに断りの電話を入れたのは、誰だったのか?ただの行き違い?勘違い?

もしかしたら、天の神様だったのかもしれない⁈

と、人に言ったら笑われそうなことを真剣に思ってます。

 

今の家に引っ越す際も、実は、偶然が重なりました。

別の賃貸住宅にほぼ決まっていたのですが、これも不思議な感じで色々あって無しになりました。行き違いから一旦ご破算、その後先方からお誘いがあって、でも結局こちらからお断りするという前回と酷似のパターン(詳しい話をすると長ーくなるので割愛)。

それまで、スマホで物件を何百件もチェックして、全く検索に上がってこなかった今の家が、その直後に検索に引っかかりました。不動産屋さんによると、なかなか決まらなくて、その日に家賃を下げたばかりという事でした。

その後は、まさに、これぞ、トントン拍子!という展開。

内見してすぐに決まって、今に至ります。立地も間取りも雰囲気も自分にピッタリ。めでたし、めでたし!

この時も、あっちじゃなくて、こっちの家だよ!と何か別の力が働いて導いてくれたのかも⁈と考えるほうがワクワクするので、そう思う事にしました。

このように、何かのタイミングで、そっちに行っちゃダメ、ダメ!と止めに入ってくる感じとか、逆に、すごいスピード感で物事が進んでいく感じとか、自分の思惑とは別の流れを感じるようなことが、皆さんの周りでもあるのではないかなぁと思います。

偶然の不思議…これからも、楽しみたい。

ではまた!