あちこちの記事でお伝えしているので、もう、耳タコかと思います。
でも、あえて、もう一度。
ブレネー・ブラウンさんは、「傷つくこころの力」The power of vulnerabilityを説明する時に、いかに傷つくこころー生々しくて感じやすい心の部分、感受性ーをembraceしていくかが大切だと言っています。
エンブレイスEMBRACEつまり「抱きしめる」という意味です。
先日受けたZOOM講座では、なんと、「いだきまいらす」という言葉を聞きました。
シンクしてリンクする世界観に出会い、これって、やっぱり、すごい事だなぁと…
人種、国、時代、そんなものをかるーく超えてくる風を感じました。
抱きしめて生きる
好きな言葉は、「やわらかい心」
木の芽が伸びるのは柔らかいから
若葉が広がるのは柔らかいから
(相田みつを)
でもね、何かの拍子で、こころがキュッと硬くなる時もあるんですよね。
そんな時は、大きく深呼吸。
スーッ、ハー。
そして、吉田拓郎さんの歌「全部抱きしめて」の
全部抱きしめて 君と歩いていこう…とか
全部抱きしめて 君の近くにいよう…とか
口ずさんだり頭の中で歌ったりしてます。
この場合の「君」というのは、自分自身だったり、他者、友人だったり、家族だったり、自分の関わる患者さんやご家族だったり。
生きる上でも看護の仕事をする上でも、基本姿勢みたいなものを教えてくれる歌です。
つまり、ずーっと前からの自分テーマソングみたいなものです。
若いころは、この「全部だきしめて」という感覚が、頭では分かっていても、実際には難しくて、いろいろ受け入れられないことが今よりずっと多かったなぁ…
でもね、やっぱり、継続は力なりです。
20年くらい、何かの折に口ずさみ続けていたら、不思議と、じわじわと浸みとおってきたみたいです。
長くかかりすぎだろ!って感じですし、まだ、道の途中ですけど、
まぁ、ゆっくり歌っていきます。
拓郎さん、元気かなぁ?…
以前、音楽の力について書きましたが、良かったら、こちらも読んでみてください。
聞いていたい歌声
ずーっと聞いていたい声は、どんな声ですか?
人の声には、その人特有の周波数があって、自分にとって、耳触りの良い声とそうでないものとがありますよね。
宇多田ヒカルさんの鈴虫の鳴くようなビブラートは、ハートを震わせる。
スピッツの草野さんの声は、カミレベル。耳元で音量あげてきいても、川のせせらぎみたいに優しい。
バンプの藤原くんの深く深く沁み入る声。天体観測を初めてきいた時の衝撃は忘れない。
声には、それ自体に人を癒す力があると思います。
かなりの声フェチ。
そこで、紹介したいのは、癒しボイスの一人、エド・シーランさん。
推しは、フォトグラフphotograph。
声と歌詞の世界とがかけ算されて、エンドレスで聴いていられます。
もう6年くらい前の曲ですが、今だに飽きない。
つい先日、この曲だけ、ずーっと1時間流れ続ける、 photographー1hourというYouTubeチャンネルを見つけて、同じような人がいるのだとちょっと驚きました。
この曲、最初は、普通のラブソングと思ってきいていましたが、
通勤の車の中で何回か聴くうちに、
ちょっと破けたジーンズのポケット、
そこに入っている写真、
胸元で揺れるロケットなど
のイメージが色鮮やかに浮かんできて、
やがてやって来る死という別れを意識しながら
ずっと終わらない深い愛を歌った歌にきこえるなぁ
と解釈するようになりました。
自分の勝手なイメージは長年連れ添った老夫婦。
そして、決して色褪せることの無い一瞬を切り取った写真。
そんな、photographのYouTube映像をつい3日前に見つけました。
なんと、11億回視聴されてた!
今ごろか⁈と突っ込まれそうですが、なんせ私がYouTube映像をみるようになったのは、昨年12月から。まだ半年くらいの歴史の浅い視聴者です。
で、泣きました。
[http://:title]
写真はその瞬間の時間も記憶も感情も全て閉じ込めて保存してくれるけど、一生分の映像を残しておくことは不可能ですね(脳には全てが記憶されているとと聞いたことがありますが)。
一体何を残していきたいか、何を覚えておきたいか、一人ひとりに問われるメッセージだと思います。
そして、やはり、人生は一瞬一瞬が貴重だ
ということを、またさらに強く感じました。
短い動画の中に、エド・シーランさんの人生とご両親の優しい眼差しがパッケージされていて、
最高のプレゼントを貰った感覚。
彼のご両親への、愛と感謝があふれるミュージックビデオでした。
改めて、色々な愛を内包していると思わせるこの歌の言葉。
そして、最初に紹介した、拓郎さんの歌の「全部抱きしめて」につながる世界だと思います。
あなたの感じる歌の世界は、どんな世界でしょうか?
みんなと私
最後に、金子みすゞさんの詩の中の言葉。
鈴と、小鳥と、それから私
みんな違って、みんないい
(「私と小鳥と鈴と」)
こんなふうに、時を超えて生き残ってきた言葉に触れると、やっぱり、全部抱きしめて歩いていこう!と思います。
みんなと違う私が私を抱きしめ、
私を内包するみんなを抱きしめ、つながっていこう。
写真は内容とあまり合ってないかも⁈ですが、オーストラリアの野生のカンガルー。
3年前、みんな違ってみんないい!という眼差しでシャッターを押しました。
最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
では、また!