2月1日、14時46分、水瓶座で新月を迎えます。
その時の空の星の配置です↓
このように、その時の空をパシャリと写真にとって円形のチャートにしたものをホロスコープといいます。
地上の人間がこれらの天空の星達にどう影響されるか体系化した研究を、西洋占星学astrologyと呼び、約6000年以上の歴史があります。
気の遠くなるような時の波を乗り越えてもなお生き残り、現代に受け継がれてきたものです。
日本語に、「占」という文字が入っているため、そこには、当たるとか当たらないとかいうニュアンスがことさら強く前面に出てきてしまう気がします。
それ故、ずっと、占星術から距離をとってきた感があります。
なので、私がこうして星読みをするようになるとは、自分でも、「ま、さ、か!」なのです。
私自身、驚いています。
今日は、何故、私が、星に惹かれるのか?掘ってみたいと思います。
理由その1:大切なものは目に見えない
ー 折角この世に生まれたのだから、見えるもの・見えないものの両方をバランスよくみたい
大切なものは目に見えない
これは、有名な「星の王子様」の中の言葉です。
この世には、目に見えているものと見えないものとがあります。
見えないけれど、確かにそこに存在しているという事実に、目を向けずに生きていくのは、もったいない!と、歳を重ねるにつれ、思うようになりました。
その流れで、
「私達は広い宇宙の一部である」
という紛れもない真実を、きちんと受け止めていこうと考えるようになったことが、
ホロスコープの星達に惹かれ、昨年、講座を受ける動機へと繋がっていきました。
そして、私達は、この宇宙をものすごいスピードで動いています。そのことに、実は、まったく気づいていません。
地球は秒速約460メートルでぐるぐる回りながら(自転)、太陽の回りを秒速30キロのスピードで回っています(公転)。
単位は、秒!想像を絶する猛スピード。
私達は、まぁるい地球の上に立ち、物凄いスピードで回り続けていますが、それは、今、実際目に見えないし、感じてもいません。
でも視点をずっとずっと上げていって見てみたら、もっと、不思議で知らないこと、色々なことが、繰り広げられていると考えると、なんだか、解放されてワクワクしてしまうのです。
宇宙銀河の中に無数の星があり、猛スピードで動き続けているこの宇宙で、
引力・重力・磁力・遠心力等の目に見えない力が働いて、絶妙なバランスを保ち、地球が宇宙から消滅せずに存在し、地球上で38億年もの生命活動が存続しているというわけです。
目には見えないけれども、人知を超えたこれらの力が、地上の私達に何らかの影響を与えているのではないかという立場にのっとり、発展してきた領域が、西洋占星術であり、ホロスコープ。
私は、ホロスコープは、観測、観察、天文学、統計学に、生理学、哲学や心理学の要素が加わり人間とは何かを探求した結果産まれたものだと、個人的に、理解しています。
いずれにせよ、星達の間の距離や力関係を観測し、計算し続けてきた先人達の、憧れと探求心と情熱と叡智とに感嘆せざるを得ません。
理由その2:時代に淘汰されて生き残っている叡智への畏敬の念
ー 現代も手に取れる位置に、その叡智があるのだから、素直に学びたい
何千年もの時代を超えて生き残ってきた叡智に背を向けるのではなく、より良く生きるヒントとして、素直に取り入れていきたいと感じます。
つい数十年前ほど前は、ホロスコープの座標を出すのにも、難しい計算が必要だったと聞きました。
ところが今は、生年月日と時間を打ち込めば、簡単に、しかも、無料で、自分の生まれた時の天空の星達がどういう配置をしていたのかを知る事ができます。
なんと、ありがたい環境にいることか!と日々思います。
理由その3:読む人によって解釈があり、それぞれ違う読み方ができるという面白み、その自由感が好み
人間は、生身の肉体を持つ以上、磁力や電波などの外的な力の影響を受ける存在です。ならば、取り巻く環境の一つである天体にも目を向けよう、感じよう、というのが、ホロスコープの根本にあるかと思います。
科学的な見解と非科学的な見解との融合が、歳を重ねた今の私にとっては魅力です。
そこに個人個人の十人十色の色が加わることで、化学反応が起きて、アートにも似たものが生まれてくる醍醐味があります。
唯一無二と言える貴方だけの魂のシナリオ(同じものは2万6千年に一度しか存在しないと言われています)というか、地球の生き方ナビみたいなものが、出生時のホロスコープには刻まれます。
星はただそこに在るのですが、
その事象をどう解釈するのか?それを読む人によって、違ってきます。
それは、私達人間社会で起きている事に対して、AさんとBさんとで、認識が違ってしまうのと同じです。
コップに半分入った水をみて、半分しか無いと思うか、半分もあるとみるか、人それぞれです。
なので、同じホロスコープでも、それを読む人によって、解釈が異なるという所が、同じ書物を読んで、作者の意図をどう解釈するかという、文学の分野にも似たものを感じ、文系として、惹かれるポイントでもあります。
理由その4:自分で自分のことをもっと知りたいから、別の視点で見てみたいから、ホロスコープをそのツールとして使いたいから
自分のホロスコープを自分で読めるようになれたら面白くなりそう、と思って星読み講座を受けましたが、
いやぁ、そんなに単純なものではなくて、え?あ?え?うーん…という感じで沼に入り込んでしまいました。
深いです。
最近、勝手に妄想していること
天気予報は、近年、人工衛星の発達で著しくデータの正確性が増し、いわゆる、「当たる」ようになりました。天気を読む気象予報士は国家資格です。
そのうち、天空予報士という資格ができる時代がくる気がしています。否、資格という考え方自体が未来にはそぐわないかもですが…土の時代生まれの私には、これが精一杯の妄想です。
「明日から、水星が逆行します。通信やコミュニケーションのトラブルが起きる可能性があります。お気をつけ下さい。」
とか、世の中の人達がそれなりに対策を考えたりするような、そんな、妄想を抱いてしまうのは、私だけではないように思います。
風の時代になったからなのか、星読み人が増殖していると、ヒシと感じております。
なので、このようなブログを書ける時代の空気をたくさん吸って、さぁ、風に吹かれて生きよう!と思います。
写真は、星に向かって泳ぐ魚の、異国の協会のステンドグラス。
額に入るように折り曲げて飾ってたので、だいぶ、シワクチャですが、
魚座のわたくしが、星を求めてさまよう今の姿を暗示していたのか?と思ってしまいます。
そしてこれは、お馴染み?の写真↓
聞けば、ホロスコープは、時計なのだとか!知らず知らずブログの看板写真として使ってました。シンクしてます(笑)!
新月星読みは、次の機会に。
皆さま、私のとりとめのない独り言、読んで頂き、ありがとうございました。